あまつさえヘブン

思ったことを書かせて

結局音楽ってすげぇや / ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017

8月5日、朝も早よからバスに乗ってROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017に行ってきました。フェスやライブは何度も行っているけど、ロッキンに行くのは初めてだった。私は中学あたりから2,3年前まで所謂ロキノン厨で、ロキノン系と言われるアーティストを好んで聴いていたので、なのにロッキン行ってなかったんかーい!と自分でも思う。結構念願のロッキンだった。

拙い感想を書き残します。

 

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(開放的なステージなのに閉塞感のある写真しか撮ってなくて絶望した)

 

アルカラ
安定感抜群。前に見たときと変わらず面白かった。私は共感性羞恥しがちなので、ハートの強い人には心惹かれる。だからボーカルの稲村さんのMCのどっしり感がすごく好きだ。最近の曲は全然知らなかったけど「アブノーマルが足りない」「キャッチーを科学する」「半径30cmを知らない」を聴けたのでぶち上がった。歌がうますぎ。
 
全然詳しくないので、フェスでDragon ashを観る=Fantasistaを聴くというイメージ。自分の中で。今回も例に漏れずFantasistaが聴けた。夏の野外と太陽がよく似合う、最高。
 
えらい可愛かった。コムアイを初めて認識したのはテレビの深夜番組。そのとき「私って変わってるじゃないですか〜〜」的なことを言っていて(うろ覚えだけど)、苦手なタイプの人だ…と思った。曲は好きなのでよく聴くようになったものの、コムアイに対しての謎な苦手意識もずっと残っていて、そんな中で観た水曜日のカンパネラ。えらい可愛かった。青空によく映える白い肌が輝いていて、苦手意識も吹っ飛ばすほどの圧倒的ヴィーナス感。ハートの強さをビシバシ感じる立ち振る舞い。心惹かれちゃうよ〜!これからは手放しでカンパネラ最高と言えます。
 
今回の個人的ベストアクト。フリースタイルダンジョンが好きなので、R-指定の「聖徳太子フリースタイル」が見れて非常に感激した。「聖徳太子フリースタイル」というのはその場で観客からキーワードを集めて、そのキーワードを散りばめつつフリースタイルラップを炸裂させるというもの。お見事だった。すごさの極み。あっぱれ。曲数は少なかったけど盛り上がったし、フリースタイルやDJ松永の激ヤバプレイもあったのでずっと楽しかった。小さいステージが満杯で、フェスというよりライブハウス感が強かったのも楽しい気持ちに拍車をかけてたのかもしれない。Creepy Nuts、ロッキン初出演で入場規制だって。すごいね。
 
移動しなきゃでちょっとしか観てないけど、「タンクトップは似合わない」が聴けて良かった!ポップでアイドル感満載のステージは観てるだけで楽しいし笑顔溢れる。また観る機会があったらいいな。
 
1番のお目当て!恋のメガラバ→ぶっ生き返す→爪爪爪の流れ、かなりエモみあって心にキた。嗚呼高校時代、って感じ。好きな「シミ」や「便所サンダルダンス」が聴けたし膣ジャンプもできたので大満足です。やっぱりホルモンのライブはアドレナリンが吹き出るし全身から「楽しい」が出てくる感じがしてすごく好きだ。フェスでしか観たことないのであまりドヤ顔では言えないけど。少しだけ開けた扉から小さい声で囁きたい。「ホルモンのライブやっぱ最高っす」。
 
B'z
本当は岡崎体育が観たかったんだけど、B'zと被ったら、そりゃ不可抗力。
1日中、いろんなアーティストが持ち出していたB'zの話題。それほどまでにB'zがロッキンに出るということをみんなが喜んでいて、期待が膨らんでいたのですね。その万人の期待を裏切らない、圧倒的存在感と声量。完全にラスボスでした。有名どころの曲しか知らないけど、カッコよすぎたので知らない曲でも楽しかった。そんな、知ってる曲が少ない中での「衝動」や「ギリギリchop」や「ultra soul」がもう楽しすぎてアツすぎてシマリがないとみんなにコソコソ笑われるぞオマエェ!!!!といった塩梅。ウルトラソウルってフェス行くとDJブースとかで絶対1度は流れてるの耳にするじゃないですか。DJでも楽しいのに、生はもう、迫力が違うかったよ。迫力も楽しさも段違いだったよ。観て良かったという感想しか生まれないです。
稲葉さんが「こんなに楽しいならもっと早く(ロッキンに)来とけばよかった」と言っていたのが印象深い。ラスボスも人間なんだ…と思った。
 
 
 
冒頭で書いた、「私は中学あたりから2,3年前まで所謂ロキノン厨で、ロキノン系と言われるアーティストを好んで聴いていた」という文。なぜ過去形かというと、音楽の趣味が変わってきたからだ。ロキノン系アーティストを嫌いになったわけじゃないし今でも聴くけれど、なんというか、ドンピシャの世代ではなくなってきた感があった。そんな私がロッキンに行って、「あー楽しかったー!!!」と晴れ晴れ帰って来れるのかなと、正直不安な部分もあったんだけど、結局終わったあとに残ったのは「あー楽しかったー!!!」だった。
昔はライブというと「好きなら前で聴くんだ!」「モッシュするぞー!」って気合入っていたけど、今は後ろの方でいいから自分のペースで聴きたい。ライブの楽しみ方も聴く音楽も歳をとって変わって来た。それでもライブの楽しさは全然変わらなかった。音楽はスゴい。裏切らない。
 
すごく楽しかったんだけど、お昼過ぎごろからずーっと腰と背中が痛くて痛くてたまらなくて、とてつもない老化を感じた。昔は痛くなっても帰り際だったのに。身体は私をたやすく裏切るのだ。またライブやフェスに行きたいから、心身ともに鍛えなきゃなと思った、そんな夏の日の思い出。